親近効果とは何か

親近効果とは残存効果とも言われ、最後に示されたものが頭の中に強く残り、後で何かを決める時に大いに関係するというものです。
例えば、映画やドラマで最後がハッピーな終わり方だとその作品はハッピーだと印象づけられます。
いくらストーリーがドロドロの愛憎劇だったとしても、最後に主人公の二人が結ばれればハッピーエンドで、劇中はラブラブでハッピーだったのに最後がアンハッピーだと悲しい作品だったと捉えられます。
気になる人に印象づけたいという場合、一番最後にアピールすると記憶に残りやすくなるというのが親近効果です。

親近効果の使い方

何人かのグループで集まった時、自己紹介をすることがあります。
その時、一番最初の人よりも一番最後の人の方が印象に残っているということはないでしょうか。
人の記憶は新しいものを上書きして覚えていきます。

気になる人に親近効果を使うのであれば、「最後の一押し」で使うようにしましょう。
合コンなどで気になる人がいるのに、思うように話せなかったので何とか近づきたいという時は、一番最後に良い印象を与えると相手の印象に残りやすいです。

一般的に人は多くの情報を一度にもらった時に、一番最後の情報が決め手になると言われているのが親近効果です。
合コンやパーティーの後、「良い人がたくさんいたけれど、誰が良かったかなぁ」と思い返した時に思い出されやすいということです。
とは言うものの、第一印象が強い人はそれが残ってしまうので、いくら最後を愛想良くしても第一印象が無愛想だったら無愛想な方が残ってしまいますからこの効果に頼り過ぎないよう注意です。

親近効果を使う時の注意点

親近効果を使う時に気をつけたいことは、一番伝えたいことを最後に持ってくることがポイントです。
二人きりで会ったのであれば、別れ際に自分が伝えたいことを伝えます。
グループデートや合コンなどであれば、会が終わって帰る時に二人きりになるとか、帰り際に思い切り笑顔で手を振るなどのアクションを起こすと相手の印象に残ります。

ただし、最後にアピールすることにこだわり、別れ際になって突然現れてアピールしても相手は驚くだけです。
そうならないよう、なるべく相手の近くに行き存在を少しずつアピールしておきましょう。
そして最後の最後にアクションを起こすようにしましょう。

しかし、第一印象が最悪だった場合、親近効果が成功する確率は極めて低いです。
第一印象が最悪と言われることがないよう振る舞うことも大切で、第一印象と最後のアピール、この二つを成功させることで親近効果の成功と言えるのかもしれません。
気になる相手が家であなたのことを思い出した時、良い印象が残っていればもう一度会いたいと思ってもらえるでしょうし、デートに誘われる可能性は高いです。

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